ゆとりるのはてなブログ

ポケモンのダブルバトルで遊んだり、このゆび杯を主催したり、小説を書いたりしてます・w・b

【ポケモン】このゆびとまれ杯3の大百科的なやつ【ルール編】

2022年夏に、ポケモンダブルバトル実況者大会「このゆびとまれ杯3」を開催します。
この記事では、予選・本戦のルールと非常時の対応方針を紹介します。
参加者編はこちらからどうぞ。

この記事の構成
大会の目的 / 大会のだいたい / レギュレーション
10パートナーズルール / 予選リーグ / 決勝トーナメント / 敗者復活枠
倒ポケ数 / 選出10分ルール / ネタバレ1週間ルール
回線切れのとき / 動画投稿が遅れるとき / このゆび杯2との違い(古参の方むけ)

■大会の目的

実況者と視聴者がダブルバトルを楽しむこと

「投稿する実況者だけが楽しい」では足りず、「視聴者さまのために身を滅ぼしてでも投稿する」もダメです。みんなで楽しめる大会を目指します。

■大会のだいたい

ダブルバトルの実況者12人による大会。
使用するソフトは、ポケットモンスター ソード・シールド。
予選リーグ・決勝トーナメントともに、10パートナーズルールを適用。

2022年6月に本PVを投稿、同年7月〜9月に予選・決勝の動画を投稿。
略称は「このゆび杯3」を推奨。
Twitterなどのハッシュタグは「#このゆび杯3」を推奨。
主催:ゆとりる(Twitter @yutoriru
運営:ロヒト(Twitter @rohito5891

■レギュレーション

一般的なランクバトルに準拠。ダイマックスもキョダイマックスもあり。
ただし、使えるポケモンは一般ポケモンキュウコンなど)と準伝説ポケモン(ウーラオスなど)のみ。
伝説ポケモンミュウツーなど)は使えない。ポケモン(ミュウなど)も使えない。
過去作限定の技は使えない。
NNが見えるようバトルタワールールでバトル。レベル1〜49のポケモンを使用してもよい。
その他(勝敗判定やガラル入国ポケモンの追加など)は、バトル当日のランクバトルに準拠。
「うっかり過去作技つかっちゃった!てへぺろ!」を予防するため、レギュレーションマークをつけるのを推奨します。

■10パートナーズルール

10匹のポケモンの種族をパートナーとして宣言。
10パートナーズから5匹と自由枠1匹を手持ちとして予選・決勝の各バトルを行う。
自由枠を使わずに、10パートナーズから6匹を手持ちとしてもよいです。

フォルム違い(リージョンフォルムやフォルムチェンジなど)は原則、別種族として扱う。
例:キュウコンをパートナーにしたい場合は、カントーキュウコン(炎タイプ)かアローラキュウコン(氷フェアリータイプ)かまで指定する。
例:ロトムをパートナーにしたい場合は、どのフォルムかまで指定する。
例:ニャオニクスやイエッサンをパートナーにしたい場合は、性別まで指定する。

10パートナーズで指定したポケモンのフォルム違いのポケモンを、自由枠として使用することもできます。例えば、10パートナーズに炎キュウコンを指定した場合、自由枠に氷キュウコンを使うこともできます(この場合 炎キュウコンを手持ちに入れることはできません)。自由枠をなるべく制限したくない意図です。

ウーラオスは、一撃/連撃のフォルムを指定しません。つまり、10パートナーズにウーラオスを指定した場合、バトルで実際に選出されるまで相手は一撃か連撃かがわかりません。できるだけランクバトルに準拠する意図です。また、各バトルごとに一撃/連撃を使い分けることができます。

ストリンダー・バスラオ(・ミノマダム)は、各フォルムを指定しません。つまり、10パートナーズにストリンダーを指定した場合、見せ合いまで相手はハイかローかがわかりません。また、各バトルごとに違うフォルムを使い分けることができます。大会環境への影響度が小さいと思われることと、できるだけ自由度の高い運営を心がけたい(=面白い型を見たい)意図です。

■予選リーグ

実況者12人を、ピッピリーグ・リオルリーグ・オオタチリーグの3リーグに抽選で分ける。
4人×3リーグの各リーグ内で総当たり戦を行う。
予選リーグ・決勝トーナメントを通して、手持ちポケモンの個体や技などは毎回変更してよい。

各リーグ内で勝ち数1位の人が、決勝トーナメントに進出。
勝ち数が同数の場合は、倒ポケ数(後述)の多い人が進出。
倒ポケ数も同数の場合は、直接対決で勝っている人が進出。

このゆび杯1が始まった第7世代では、リオルもオオタチも「このゆびとまれ」が使えたんです。

■決勝トーナメント

3リーグの決勝進出者3人と敗者復活枠1人の計4人でトーナメントを行う。
3位決定戦も行う。

準決勝の組み合わせ。
ピッピリーグ1位 vs 敗者復活枠
リオルリーグ1位 vs オオタチリーグ1位

各1戦のみのBO1(3戦やって2勝した方が勝ち…のBO3ではない)
予選リーグ・決勝トーナメントを通して、手持ちポケモンの個体や技などは毎回変更してよい。

途中で抽選するのが手間なので、あらかじめ組み合わせを決めています。
これまで「オオタチ1位 vs 敗者復活枠」でやってましたが、このゆび杯1も2もたまたま「オオタチ1位 vs オオタチ2位」で再戦が続いちゃったので、ちょっと気分転換にシャッフルしてみました。

■敗者復活枠

各リーグの決勝未進出者の中で勝ち数1位の人が、敗者復活枠として決勝トーナメントに進出。
勝ち数が同数の場合は、倒ポケ数(後述)の多い人が進出。
倒ポケ数も同数の場合は、直接対決で勝っている人が進出。
直接対決がない場合は、10パートナーズの合計種族値が低い人が進出。

試験的に合計種族値を最終基準とします。決勝進出者を決める追加バトルの負担を軽減する意図と、接戦の中で「種族値の低い10パートナーズでがんばった人」を評価する意図があります。

■倒ポケ数

勝ち数が同数の場合に、決勝進出者を決める基準。
一般的な「残ポケ数」の代わりになるもの。

定義は以下2つ。
①勝った人の倒ポケ数は、必ず「4」
②負けた人の倒ポケ数は、対戦結果画面(リーグカードとWIN/LOSEが表示される画面)で相手のモンボがグレーになっている数

死因は問わない。
「じばく」などの自滅技・味方殴り・定数ダメージ・ほろびのうたで倒れた場合も、TOD・降参などなどでバトルが終わった場合も、①②の定義でカウントする。
回線切れで勝敗がついた場合(後述)は対戦結果画面で確認できないので、②の定義を無視して「負けた人の倒ポケ数は、回線切れ時に相手のポケモンが倒れている数」とする。この場合も勝った人の倒ポケ数は必ず「4」。

倒ポケ数を試験的に採用した意図は、以下の3つです。
-一般的に、ポケモンバトルの目的は「自分のポケモンを残すこと」ではなく「相手のポケモンを倒すこと」だと思われる(ランクバトルに限らず、ゲームシナリオやアニポケのバトルまで広く見て)
-倒ポケ数基準にすることで「自分の残ポケを減らしてでも勝つ」プランを採用しやすくなり戦術の幅が広がる(残ポケ数基準の場合は、自分の残ポケを減らす「じばく」などは「自分の戦績を下げる」意味合いがあり、採用しづらい側面があるみたいです)
-バトル終盤の負け確なシーンで「最後まで食らいついてやるぞ、うおおおお!」ってときの動機が、「相手の残ポケを減らして足を引っ張る」ではなく「自分の倒ポケ数を稼いで戦績を伸ばす」とポジティブになる。

■選出10分ルール

バトルの選出をじっくり考えれるよう、以下の流れで10分程度の選出時間を設けることができる。

1.バトル(フレ戦)前に、手持ちポケモン6匹を写真に撮る。
2.TwitterのDMやDiscordのチャットなどで、写真を送りあう。
3.お互い写真を送りあってから10分程度、選出などを考える。
4.選出が決まって心の準備もできたら、お互いOKを送りあってバトル開始。

このとき、ポケモンの性別とレベルを相手に伝えなければならない。
「写真内で見える」や「DMで ♀♂−♀♀♂ と送る」「DMで ココドラだけレベル1 と送る」など、方法は問わない。
レベルを相手に伝えなかった場合は「すべて50」とみなす。

メロメロの戦術バレを防いだり、レベル1〜49戦術を相手に見えるようにする意図です。第7世代までのレーティングバトルでは選出時点でレベル1〜49戦術が見えていたので、それに倣います。
ランクバトル環境に倣い、レベル51~100のポケモンを「レベル50」と伝えてもよいです。
「10分程度」はとてもゆるく考えています。カウント開始のタイミングも決めず、しれっと20分あっても気にしません。

お互いに合意の上なら、この選出時間をとらない(ゲーム内の90秒で選出を決める)のもアリです。
手持ち6匹の写真を撮ったり送ったりするタイミングは自由です。ずるっこは無いとみなさんを信じています。

■ネタバレ1週間ルール

投稿から1週間たった動画の、対戦結果などなどをオープンにしてもOK。

視聴者の「ネタバレでがっかり」を最低限ケアしつつ、大会の話題をできるだけオープンにして大会を盛り上げたい意図。
例:7/16(土)朝10時に投稿した動画は、7/23(土)の朝0時からネタバレしてOK
この例の場合、10時間くらいフライングしてるように見えるけど、気にせずOKです。

■回線切れのとき

回線切れと思われる現象でバトルが完了できなかった場合の裁定は、原則「当事者の2人で話し合って決める」。

その際の基準になりそうな方針を、以下にあげる。
1.先発が出会った直後など、再現が容易な場合:同じ先発で再現。
2.再現が難しく、かつ「自分の回線かな」と思った場合:負けを認める。
3.バトルの終盤で「ほぼ相手の勝ち確」みたいな場合:相手に勝ちを譲るのもアリ。
4.それでも解決しなさそうな場合:その場での再戦を、当事者の2人で検討。
5.さらにそれでも解決しなさそうな場合:主催の指示を仰ぐ。

ぶっちゃけ主催の指示を仰いだところで、結局「再戦してね」になる可能性が高いと思っています。
とはいえ「視聴者さんを含めたみんなが納得しやすい着地を、ぜひ主催も一緒に考えたい」という意気込みでいるので、迷ったら遠慮なくご相談ください。

なお、回線切れで勝敗がついた場合、負けた方の倒ポケ数は「回線切れ時に相手のポケモンが倒れている数」とする。この場合も勝った人の倒ポケ数は必ず「4」。

■動画投稿が遅れるとき

いろいろあって相手視点の動画投稿が遅れる場合「自分視点の動画は気にせずスケジュール通りに投稿してもOK」とする。

このルールの意図は以下3つ。
-投稿を心待ちにしている視聴者さんをお待たせするのも悪い。
-両視点同時投稿が理想とはいえ、それが崩れたところで影響は小さいだろう。
-実況者視点として「投稿時間トラブったら相手に悪い」というプレッシャーを和らげたい。

PCトラブルで編集が進まないとか動画出力でエラー出たとかは日常茶飯事だと思うので、「動画投稿が遅れる」こと自体は、致し方ないこと(=怒られることではない)と考えています。

■このゆび杯2との違い(古参の方むけ)

この項目は、2年前のこのゆび杯2をよく覚えていらっしゃる方の「前回とどこが違うんだろう」という疑問に答えるものです。
内容的には、ここまでの項目で書いたもののおさらいなので、このゆび杯2との比較を気にしない方(例えばこのゆび杯3が初見な方)は、読まなくてもまったく問題ありません

キョダイマックスあり
このゆび杯2のときは、鎧の孤島が実装された直後で、ダイスープの入手難易度が未知数でした。そのため、人によってはキョダイマックスポケモンが入手できない懸念があったので、「キョダイマックスなし」のルールにしていました。今となってはスープも十分入手できると判断して、キョダイマックスもアリに変更しています。

使えるポケモンがランクバトル準拠ではない(=伝説ポケモンが使えない)
このゆび杯3の収録期間は2022年6月〜9月なので、ランクバトル準拠だと伝説ポケモン2匹を使えることになりますが、10パートナーズルールとの相性があまり良くないと判断しました(10パトナに伝説を含むのか、自由枠に伝説を含むのかなど細かい設定が必要になっちゃう)。そこで、ランクバトル準拠から少しだけ変更して「伝説なし、一般・準伝のみ」にしました。

バトルタワールールでバトル
このゆび杯2のときはランクバトルルールでやってましたが、「NNが見れないのが惜しい」という後悔から、このゆび杯3ではバトルタワールールにしました。また副産物として、レベル1〜49戦術も使えるようになりました。

ウーラオスの一撃/連撃を指定しない
このゆび杯2のときは、10パートナーズに入れた場合や、自由枠で採用した場合に、あらかじめ一撃か連撃かを申告するルールにしていましたが、このゆび杯3ではこのルールを撤廃しています。ランクバトルと同じ感覚でウーラオス検定をがんばってください。

準決勝は「ピッピリーグ1位 vs 敗者復活枠」
これまで「オオタチリーグ1位 vs 敗者復活枠」でしたが、1も2も「オオタチ1位 vs オオタチ2位」で再戦が続いちゃったので、ちょっと気分転換にシャッフルしてみました。ぶっちゃけ気分転換以上のメリットはないと思ってます。

2on2を廃止
このゆび杯2までは、いろいろ同数で決勝進出者がなかなか決まらない場合、2on2(手持ち2匹でバトル)で決着しようとしていましたが、追加バトルのスケジュールのリスクがありました。そこで、代わりに「合計種族値」基準を採用して、追加バトルのリスクを無くそうとしています。そもそも2on2の出番はそうそうない(このゆび杯1・2通して1度も発生しなかった)ので、大した問題ではないと思ってます。

残ポケ数ではなくて倒ポケ数
この記事の「倒ポケ数」の項目のとおりです。このゆび杯3でいちばん冒険的な要素だと思っています。前向きに見守っていただけるとありがたいです。

手持ちの見せ合い時に、性別とレベルを相手に伝える
性別について、このゆび杯2までは「伝えるのを推奨」程度でしたが、実際に困るケースがあったので、「伝える(必ず)」に変更しています。また、バトルタワールールを採用したことでレベル50以外の選択肢も出てきたので、レベルを「伝える(伝えない場合は50とみなす)」としています。

おわり。読んでくださって、ありがとうございました・w・b